今が一番なんです

結局プラスマイナス0になるのが人生というもの。今を大切にしたいとの思いから綴ります。

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認知症になる前に

   


近所の奥様のことなんですけれどね。
新聞が溜まっていたり、お出かけの様子なのに服装がちょっとちぐはぐだったりなどと気になる事がありまして、時々伺っては世間話のお付き合いがてらご様子を見守って来たんです。
お子さんが居られないので親類といえば甥御さんと姪御さん。
「主人が亡くなってからは一人っきりで過ごす時間が長くなってね。お話できるのが楽しいわ」
と仰って。
「なんでも仰ってくださいね」
「はいはい。お言葉に甘えて」
などとニコニコしておられたんですけれどね。
ある日伺ってみたら
50才だいの女性が出てきて伯母は入院しましたって。びっくり仰天!で、入院先を伺って訪ねてみると
大部屋の片隅にひっそり寝かされていて。
「あら!来てくれたの?嬉しいわ。退院したいんで、手続きの事聞いてきてくださらない?」
早速ナースステーションに行きましたけれど、親族でないという理由で話すら聞いてもらえない状態だったんです。
病室へ戻り事情を説明すると
「姪が勝手に色々するので、困ってるのよ。なんだか弁護士を連れてくるとか言ってたし。それに私、個室が良いわって言ったら、寂しいから大部屋が良いわよって」
お節介な私はその後数回お見舞いに伺いましたが、なんだか日に日に衰えていくようで。
偶然、弁護士とやらが病室で話をしている時に出くわしたんですけど、その時のことは本当に涙なしではお伝え出来ません。
「早めに処分しましょう。入れるところを見つけて移る手続きに入ります。本人の意向は聞かなくていいでしょう。分かってないでしょうから。」
などなど。
わたしと話している時には楽しそうに笑ったりしているのに、姪御さんに言わせると
「伯母はあまり話さないし、なにか言う時には訳のわからないことをつぶやくだけで。私達も何が一番良いのか考えて見ても、施設に入ってもらうのが良いと思ってます。」
まるで他人のような姪御さんとは話もないのでダンマリを決めこんでおられるんでしょうけれど、それが裏目に出てしまっているようでした。
自分も必ず年老いて一人で暮らして行けない時が来る。
その時の為になんとかしておかないといけないなとつくづく思いました。
>>>家族の想いをつなぐ Baton(バトン)
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